海外旅行の時など、現地の言語に不安があっても音声翻訳機が解決してくれる時代になりました。
即時に精度の良い翻訳をしてくれる機械が多く出てきましたね。
Langogo(ランゴーゴー)もそんな音声翻訳機の一つ。海外旅行用の音声翻訳機としては候補の一つで、調べている人も多いのではないでしょうか?
そこで、Langogo(ランゴーゴー)を手に入れた私が、本機の特徴・性能を紹介し、実際に日本語→英語に翻訳した時の感想をレビューしたいと思います。
一応、TOEICスコア785なので、ある程度の信ぴょう性はあると思います。
音声翻訳機『Langogo』の特徴・性能は
Langogo(ランゴーゴー)はクラウドファンディング「Makuake」で2000万円以上の資金を集めることに成功した、話題の即時翻訳機です。
- 92言語 即時翻訳
- オフラインでも利用可能
- wifi ルーター+eSIM付きのAI翻訳機
- 外付けSIMカードでも利用できる
といった、2019年7月時点で発売されている音声翻訳機としては、トップの能力を誇っているといっても過言ではありません。
特に無料Wi-Fiがなかったとしても、eSIMからパケットを購入・利用できるのが圧倒的な強みですし、92言語対応という幅の広さも魅力です。
ポケトークですら74言語ですからね。
日本での販売は若干遅れをとりましたが、アメリカ・中国では話題だった翻訳機。ついに日本での販売も開始されたといった感じですね。
Langogoのスペックを調べてみると「十分じゃないか!」と感じると思いますが、唯一のデメリットが値段が高いことです。
公式サイトでの定価が35,316円(税込)で、ポケトークとほぼ変わりません。
スペック面ではLangogo(ランゴーゴー)だけど、ポケトークの方が認知度が高いからどうしようかな?
こんな人の為に、Langogoの実機レビューを書いていきます。
Langogoを実際に使った口コミ|ポケトークとの比較も
- 本体
- SIMピン
- 充電ケーブル
- ストラップ
- 説明書
これらが梱包されています。
eSIMは本体に内蔵するSIMカードなので、外部のSIMカードを利用しない限りはSIMピンを使うこともないでしょう。
ストラップもお好みで。という感じ。
充電器は「USB Type-C」を採用してます。
私がType-Cを使ったことがないのでわかりませんが、若干入りが悪い気が…でも充電に不具合はないので個人的には気にならない印象です。
説明書は英語のみ。
日本語での解説は一切ないですが、使い方はシンプルなので、こういった電子機器に慣れている人はなんとなくで使いこなせるとは思います。
説明書には大したことは書いてないです。(個人の感想)
また、写真を多く使って説明しているので、それだけでわかると思います。
写真でご覧になってわかる通り、非常にコンパクトで持ちやすいです。
音声機の幅が約5.5cmで厚みが約1.2cmしかないので、手の小さい女性でも持ちやすいサイズになっています。
写真では『Langogo』が表示されていますが、ディスプレイが想像以上に綺麗でびっくりしました。
使い方は非常にシンプル!
基本的な操作はタッチパネルで可能ですが、
「電源」「ボリュームの高低」「翻訳」の3つが、ハードウェアボタンとして付いています。
「翻訳」のボタンは「音声翻訳」のモードで使用するボタンで、ボタンをプッシュ中に喋ったことが翻訳されます。
その他に付加機能もありますが、まぁ おまけ みたいなもんです。
一番気に入ったのが、主電源がONであれば、いつ・いかなる時でも翻訳ボタンを押せば、すぐに翻訳機能が起動してくれます。
本当に回りくどくなく、シンプルに使用できるんです。
翻訳モードは「音声翻訳」と「会話翻訳」の2種類あるが…
翻訳ボタンを押すとすぐに使えるのが「音声翻訳」で、向かい合って会話するときに使いやすい「会話翻訳」という機能があります。
それぞれについて、性能を評価してみました。
音声翻訳の精度はポケトーク以上!?|実際に比較してみました
音声翻訳の精度・スピードはめっちゃ良いです。
本当に…正直にそう思いました。
いや、本当にどうやったらこんな精度で訳せるんだろう?って疑問に思うレベルです。
結構長い文章を喋っても、1秒もかからず答えを出してくれます。
個人的には実用レベルに十分達していると思います。
会話でヤキモキすることなく、お互いストレスなくコミュニケーションが取れるといっても過言ではないですね。
ただし、口語や方言のような独特の表現、言い回しなどは厳しい、というか無理です。
でも、ニュースキャスターが喋った内容だったら十分訳せていると思うので、喋り方を気をつければ問題ないでしょう。
私の英語力はTOEIC800点レベル。
文章の不自然さは全く感じないですし、ネイティブの方に十分通じると思います。
ただし、中国語や韓国語はわからないので確認できませんが…
「使えることはわかったけど、ポケトークと比較してどうか?」
というのが疑問点の一つですよね。
ちなみに、ポケトークの性能はカジサックが使用している動画を見て知ってました。
ポケトークまじで凄いですよね!こんな文章量を即時に翻訳できる時代が来ると思ってなかったので衝撃を受けました。
Langogoの翻訳レベルの印象としては、この動画のポケトークに遜色ありません。
とはいうものの、個人の感覚…
そこで、!!
実際にポケトークの公式サイトで載っている同じ長文をLangogoにも試してみました!
2018年9月の調査において、格安SIMの認知度は90%を超えており、約半数が内容を理解している。また、音声SIMとデータSIMの比率は、音声が69.3%、データが30.7%である。
これをLangogoで翻訳したのがコチラ!!
別にゆっくり丁寧に喋ったわけではなく、普通のペースで喋っています。
一見、しっかりと訳せているように見えますが、ポケトークの結果と比較してどうだったがコチラ
【ポケトーク】
In the survey of September 2018, the cognizance of cheap SIM is over 90%, about half understand the contents, and the ratio of voice SIM and data SIM is 69.3% of voice and 30.7% of data.
【Langogo】
In the September 2018 survey, the recognition of cheap SIM is over 90%, about half understand the contents, and the ratio of voice SIM and data SIM is 69% of voice and 30.7% of data.
本当に、若干の単語の違いはありますが、ほぼ一緒!
英文的にはどちらも間違いではありませんし、精度はLangogoも負けてません!
(「69.3%」が「63%」になっているのは、私の言い間違いですw)
英語が読める方ならわかると思いますが、英訳の間違いはありませんよね!
これが一瞬で翻訳される瞬間は、最初に見るとマジでビビりますよ。
会話翻訳は「文頭」が読み取れず、個人的には使いづらい
会話翻訳とは「対話形式」に特化した翻訳機能。
翻訳のたびにボタンを押さなくても音声認識し、自動で翻訳することが可能です。
さらに対面の相手と会話しやすいように、文字表示を逆にできたりと細かいところにまで行き届いているのですが…
会話翻訳は読み取り能力が微妙です。
「おはようございます」と喋ると、
- 晒す
- おようございます
- ようございます
と認識されてしまいました。
どんどんスピードを落として喋っているのですが、「おはようございます」の「おは」部分はうまく認識してくれないようです。
「会話翻訳」のコンセプトは非常に良いと思いますが、肝心の読み取りが微妙すぎます!
ボタンを押したら翻訳するスタートに比べ、音声を認識したスタートする仕様だと思うので、最初の読み取りは厳しいのかもしれません。
うまく喋ることで使えるかもしれませんが、お互いストレスになりそうなので、今のままだと私は使わないですね。
まとめ
AI自動音声翻訳機『Langogo(ランゴーゴー)』を紹介しました。
音声認識からの即時翻訳は圧巻で、実際に使えるデバイスだとは思います。
説明書が英語なことで少し困ることがあるかもしれませんが、操作・設定も非常にシンプルなので、問題なく使いこなすことができるのも良いポイントでした。
しかし、会話翻訳の能力の欠点は見過ごせません。
せっかく、綺麗で使いやすいUI設計になっているのに、肝心の音声認識が微妙…
これさえまともに使えれば120点でしたね(笑)
会話翻訳が使えない、とはいえ「93ヶ国語に対応」「音声翻訳が秀逸」という事実は変わらないですし、他の音声翻訳機と比較すると値段相応の価値があるように感じました。
私が調べた販売価格は 35,316円 と翻訳機の中でも高価な部類ですが、それ相応の価値は感じました。
惜しい点は『会話翻訳』の1点のみ。
この機能を無くして、29,800円とかに設定した方がユーザーとしての満足感があったように思います。