上のチャートはDMM英会話の継続月数と、僕のVersantのスコアを示しています。※VERSANTはビジネスで使える英語力を、正確かつスピーディーに測定・分析するテストです。
5ヶ月目でコツを掴み、6ヶ月目で爆伸びしたという感じです。
『継続したら、突然伸びた』という感じのチャートに見えますが、5ヶ月目から大きく勉強の方針を変えました。
結論を言ってしまうと、発音の練習を繰り返し頑張ったんです。
約1ヶ月間、これから紹介する発音矯正法を実施し、リスニング力とスピーキング力が超速で上達しましたので、今回はその方法をわかりやすく説明したいと思います。
【前提】正しい発音をマスターすればリスニングは楽勝
まずリスニング力を鍛えるなら、何をすれば良いと思いますか?
ひたすら聴き続けることかな?
あと、シャドーイングやディクテーションも良いって聞いたことあるよ!
こいう風に思ってませんか?
確かにシャドーイングやディクテーションでも効果はあると思いますが、正しい発音ができないと効果が半減するのです
そもそもリスニングができない本質とは?
「簡単な単語しか使ってないのに、なんで聞き取れないのか?」
英語のリスニングをしていると誰もが経験したことがあるはずです。
理由はシンプルで『自分の想像している音と、実際に発音される音が違うから認識できない』という事です。
皆さん単語を覚える時、アルファベットをカタカナ読みして覚えましたよね?リーディングする分には問題ないのですが、リスニングでは大問題です。
だって音が違うんですから。
スペルを読むと「あ、それか。」となる人は、発音を間違って覚えてしまっているんですよね。
発音できればその音は聞き取れる
では正しい発音を理解し、聴き取るにはどうすれば良いか?
答えはシンプルで、自分もその発音でしゃべれるようになれば良いのです。
もし、正しい発音でしゃべれるのならば、同じ音を聞いた時に正しく認識できるのはごく自然なことかと思います。
正しい発音の声を聴くだけでもリスニング力は上がると思いますが、インプットだけでは効果的ではありません。
アウトプット(発声)をする事で定着率が高まるのは言うまでもありません。
僕は英単語を1文字も覚えていなかった
DMM英会話を始めた頃、無料で使えるサービス「iKnow」を使って単語力を測定すると、4000語レベルの語彙力があると診断されました。(※大学受験で単語頑張った貯金)
理論上、3000語覚えていれば、会話の98%はカバーできるらしいのですが、全然聴き取ることができません。
つまり僕は『間違った音』で覚えていたんですよね😇
大学生の時に勉強してTOEIC 785を取得したことがあるというゴミのようなプライドもあり、自分の勉強法をなかなか変えることができませんでした。
しかし、DMM英会話を8,000分したあたりで限界を感じ、、、
このままやっても時間の無駄だわ。
一から単語を覚え直すか。
自分のやってきた事の意味の無さを痛感し、悲しみで枕を濡らしました(笑)
しかし、これから紹介する発音矯正でリスニング力を飛躍的に伸ばせたので、結果的には英断だったと思います。(遅すぎるけどね😇)
DMM英会話でリスニング力を伸ばした具体的な方法
発音が重要なのはわかった!じゃあ、それを勉強すれば良いから楽勝じゃん!
と言っても、英語の発音を学習するのは非常に難しいのです。
発音学習の問題点
- 正しい発音の仕方がわからない
- 意識して繰り返す必要があり、地味で大変
- 日本のテストには反映されづらい
このような原因から、正しい発音をマスターできずに挫折してしまう人が多いと思います。
そこで、これらの発音問題をどうやって解決したか紹介します。もちろん発音が上手くなるに比例して、リスニング力が超速でUPします!!
STEP0. 基礎的な発音記号を練習しておく
DMM英会話を実践する前に、まずは自分自身で基礎的な発音記号の発生練習を行います。
ʌ · æ · ɑː · əː · ə · ai · au · iː · i · iə · u · uː · uə · e · ei · eə · ɔ · ɔː · ɔi · ou · p · b · t· d · k · g · f · v · θ · ð · s · z · ʃ · ʒ · ʧ · ʤ · h · l · r · w · j · m · n · ŋ
単語を覚えるときに見たことありますよね?
日本の筆記試験ではほぼ役に立たないのでスルーしがちですが、英会話ではコレを正確に発声できるかが非常に重要です。
最初からオンライン英会話をしても、通信の具合で音声が微妙な時もあり、100%正確な発音ができているかの判断は難しいと思います。
そこで、基本的な発音記号の練習は自分で頑張りました。
学習方法のオススメは『GACKT英語ちゃんねる』を視聴し、練習することです。
Youtube的には1ミリもバズってませんが、講義自体は本当に良いです。
「一撃でリスニングができる…」「TOEICで800を3ヶ月で取得する…」など、いかにも視聴者の心を掴めそうなコンテンツではないですが、英会話を最短でマスターできるようになる本質を突いていると思います。
内容は「I’m sorry. How’s that?」を2時間以上かけて説明&練習するという、クソ地味な内容ですが、本当に大事だし実際に効果があったと感じています。
オンライン英会話で練習する前に、GACKT英語ちゃんねるを使って反復練習し、発音記号を見た瞬間に正確な音を表現できるようになっておきましょう。
そして、このチャンネルだけでは単語やフレーズ数が少なすぎるので、さらに練習を積むためにオンライン英会話を使っていきましょう。
STEP1. DMM英会話で良い講師を見つける
DMM英会話で発音練習するなら、発音が上手な信頼できる講師を必ず見つけましょう。
正しい発音でしゃべれない講師に教えてもらうと、本当に間違ってマスターしてしまいますから😅
僕は主にDMM英会話の「スタンダードプラン」を利用していたので、発音の上手なフィリピン人講師を探す必要がありました。
粘って探し続けて、安定的に受講できる良い講師を見つけ、毎日必ず予約して発音練習に付き合ってもらいました。
ぶっちゃけ、良い講師を安定的に受講するのはマジで難しいで、ある意味一番頑張る所かもしれないです。
「予約のコツ」を駆使して安定的に講師をキープしまくりました!
▼予約のコツはコチラ▼
STEP2. 教材『発音』で単語やフレーズを覚え直す
推奨レベル |
初心者〜 |
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DMM英会話で発音をトレーニングする際は、教材を『発音』を選択しましょう。
内容自体は講師のマネをするだけですが、ガクト英語チャンネルを経験しておくと、有効に利用できるはずです。
完コピを目指すので、音だけではなく、どのような口の形、舌の位置、顔の動かし方をすれば良いのかも含めて全力でマネしていきます。(これに付き合ってくれる講師がマジで重要)
やり続けると、今まで間違って単語やフレーズを覚えていたと気づいてきます。
まぁ、日本に住んでいると発音は全く評価されず、リーディングとライティングを評価する教育システムなので、その弊害をモロに受けてるんですよね😂
ちなみに、教材に沿って進めるのも良いですが、自分が頻繁に使うワードやフレーズをピックアップし、講師に教えてもらった方が超速で上達します。
過去に自分で録音した音声データから、頻出する単語やフレーズを優先的に練習することで、自然と正しい発音でしゃべれている時間が多くなります。
だいぶ面倒な作業ですが、使わない単語の発声練習するより効率が良いですよ。
そしてコレをずっと繰り返していくうちに、、、
「あれ、最近よく聴こえるな?」
という瞬間が来ると思います。発音の練習をしていても、講師が普通にしゃべる時もありますよね。それを聴いている感じが変わった瞬間がありました。
この時に、発音を矯正することでリスニング力がUPすることを確信しましたね😃
発音の学習は地味で大変だが…
以上のステップを繰り返して、1ヶ月程度で明らかに聴こえ方が変わったと思います。
最初の頃はスキマ時間があれば「ʌ、 æ 、 ɑː」と意識して発声練習をし、ボイスレコーダーにとって確認するという作業ばかり。
最終的には「ʌ」と聞くと「ア」と変換されるのではなく、「ʌ」と自然と認識できるようになってきます。
30代半の成人男性がそんなことをしていたら、マジで頭おかしいやつじゃね?と思うことでしょう(笑)
このように発音練習は、同じことの繰り返し作業で地味で大変。身内にバレたら恥ずかしい(笑)
ですが、このクソ面白くない練習を楽しく発音練習できたり、講師に早めに修正してもらうことがDMM英会話を利用すれば可能なのです。
発音練習はダラダラしても1ミリも効果がないです。
しっかりと目的意識と覚悟を持って取り組んで、超速でリスニング力をアップさせることができました!
スピーキング力は勝手に後からついてきました
さて、次にスピーキング能力に関してですが、正しい発音をマスターし、ある程度のリスニング力がついてくると勝手に伸びてきました(マジで)。
答えになってるでしょうか?(笑)
自分でもよくわからないので考えてみました。
しっかりとリスニングさえできれば、うまく喋れなくても単語やジェスチャーだけで伝わるので会話は成立します。文法や発音で間違っている部分の指摘なども、口頭の説明で理解することができます。
つまり、リスニングができるようになると、会話・レッスンがスムーズに行えるので学習効率が飛躍的に高まります。
「自分は上手くしゃべれない」と感じている人は、まずしっかりと聴けているでしょうか?
聴けてないから会話が停滞して発声する機会が少ない、聴けてないからマネすることもできないのです。
もちろん、しゃべる上で文法やフレーズの勉強もしますが、重要度で言うと『聴けること』の方が圧倒的に大事だと思います。
間違いに気付いたり、マネするには、まず『聴こえること』が大事です!
以上が、DMM英会話でリスニング&スピーキング力を超速で上達させた発音矯正方法でした。
【補足】コーチング系のオンライン英会話もオススメな理由
今回はDMM英会話を使って発音練習しましたが、この方法は皆さんにとって再現性が低いかもしれません。
なぜなら、僕は時間を柔軟に使える仕事をしており、安定的に超優良講師を受講できたのが大きな成功要因だからです。
しかし、忙しく働くサラリーマンだと少し難しいかもしれません。
このような時間的制約がキツイ人は、コーチング系のオンライン英会話の方がオススメだと思います。
コーチング系はDMM英会話のような一般的なオンライン英会話スクールより料金設定が高いですが、まずは発音を徹底的にサポートしてくれるので、言われた事を真面目に実行すれば習得速度は早いと思います。
- すぐに実務で使える英語を習得したい
- 最短で英会話をマスターしたい
- 自分で勉強スケジュールを管理するのが面倒くさい
以上のようなタイプの人は、コーチング系を選んだ方が、結果的にはコスパが良いと思います。
▼コーチング系でオススメのスクール▼
【まとめ】みんな発音練習を徹底するのがオススメ
発音を正しく練習する事で、リスニングやスピーキング力を超速で上達させた方法を解説しました。
ここでネタバレですが、リスニングやスピーキングにおいて『発音』が大事だとという事実は、既に数多くの有識者の方が口を揃えて言っています。
発音の重要性を語る人たち
- クリス・ロンズデール(どんな外国語も半年でマスターする人)
- Atsueigo(登録者数30万人以上のYoutuber、ブロガー)
- ICHIRO ENGLISH(登録者数30万人以上のYoutuber)
- GACKT
ライザップイングリッシュ (英会話スクール)AQUES (英会話スクール)
など、列挙し始めるとキリがありません。
実際に高額なスパルタ系の英会話スクールだと、まず発音矯正から始めるのは当たり前のように行われています。
じゃあ、それをパクってマネすりゃOK
と思ってしまいますが、
練習自体が地味で全然進んでいる感じがなく、日本のテストでは点数に反映されにくいので、気持ち的に全くやりたくならないんですよ😇
ですが、英会話が上手くなるためには、いつかは向き合わないといけない壁です。早めにブレークスルーしておかないと悪い癖がなかなか抜けないと思います。
今回の僕と同じように、新しい単語を覚える時にカタカナ英語で間違って覚えてしまった人は多いでしょう。
野球やゴルフに例えると、間違ったスイングでいくら打席にたっても結果は出ません。一刻も早い発音矯正をおすすめします。
また、自分を律して発音トレーニングできない方は、DMM英会話のような一般的なオンライン英会話スクールより、ガッチリ指導してくれるコーチング系英会話の方がモチベーションをキープできて身になりやすいと思います。