DMM英会話の「テーマ別会話」という教材は、あるテーマについて質問があり、それに対して自由に回答するという教材です。
実はこの教材ですが、DMM英会話の中でもかなり評判の良い教材なんです!

10000分以上している僕ですが、70%はテーマ別会話を受講しています。
僕も大好きなテーマ別会話なのですが、
- テーマ別会話って何をするの?
- メリットやデメリットは?
- どんな人にオススメ?
以上の内容を解説していきたいと思います。
テーマ別会話(Conversation Topics)とは?
様々なテーマに関する事柄を説明したり、自分の考えを表現する教材でスピーキングの練習に最適です。
1つのテーマについて5~10個の質問に答えるシンプルな形式になっており、次の3種類の教材があります。
1. 描写 (Describing Things)
物事を説明するスキルを磨く教材です。
「Animals」というテーマで好きな動物を説明したり、「Seasons」というテーマで日本の四季を説明したりするイメージですね。
全テーマがLevel4に設定されており、質問も5つしかないので、この教材が最も始めやすいでしょう。
2. 仮定の質問 (Hypothetical Questions)
「もし~だったら」という仮定の質問に対して、自分の意見や考えを話す練習ができる教材です。
「自分が実は宇宙人だったらどうする?」といった面白い質問もあります。
全テーマLevel6に設定されており、質問も10つとやや多いので、描写教材にある程度慣れてから挑戦するのが良いでしょう。
3. 賛成と反対 (Agree or Disagree)
質問に書かれた意見について、賛成か反対か自分の意見を答える教材です。
ディベート形式になるので、より詳細に説明する能力が求められます。
「動物と人間は平等に扱われるべきか」など、全テーマがlevel7に設定されているだけあって、なかなか難しい内容が多いですが、興味のあるテーマは思い切ってチャレンジしてみても良いでしょう。
テーマ別会話のメリットは?
英語でのコミュニケーションが楽しめる
テーマについてしゃべるのは難しいです。実際にやってみると単語や文法など間違いばかりでしょう。
しかし、幼児のように言葉を捻り出すトレーニングを積む事ができます。
いつも受講する講師だったら、ちょっとした単語や簡単な表現でも意味を拾ってくれて、簡単なコミュニケーションができるようになります。
この感覚が楽しいから「テーマ別会話」をオススメする人は多いと思います。
会話教材など初心者向けの教材は、質問に対して短い回答でも成り立つことが多いですよね。
しかし、テーマ別会話では自分の考えを説明するために複数の文章で答えていく必要があり、「どういう順番で説明しよう?」「言い忘れたことはないかな?」など、全体の構成を考えながら話す練習ができます。
持ち時間もたっぷりあるので、長く話すことにも慣れますよ!
自由に会話をして良いので楽しい
教材的にはレベル4 ~ レベル7と設定されていますが、テーマに沿って自由にしゃべって良いので、教材がレベル4でも実力のある人なら実質レベル7くらいの価値があります。
例えば、レベル4では「事故を説明してください」というざっくりした質問が多いです。どこまで回答するかはその人次第でめちゃくちゃ喋れます。
通常の教材では、テキストの内容を先生の後についてリピートしたり、文章や記事を読む時間が必要だったりするので、25分のレッスンの中でスピーキングの練習に割り当てられる時間は意外と少ないのではないでしょうか。
「先生とディスカッションをもっとたくさんしたい」「スピーキングにもっと時間を割きたい」という人はぜひ使ってみてください。
フリートークより優れていると思う
「会話の自由度が高く、英語でのコミュニケーションができる」と聞くと、まさにフリートークを想像しませんか?
中級者〜上級者になってくると、フリートークでもテーマ別会話でも、どちらも同じようなトレーニングができると思います。
じゃあどちらでも良いのか?というと、テーマ別会話の方が優れていると思います。
なぜなら、ある程度テーマが決められているので、講師と生徒がこれから起こる会話の流れを想像しやすいからです。
多少の間違いがあっても理解してくれ、訂正してくれます。事前情報ゼロのフリートークと最も違う点だと思います。
自分で難易度や得意なテーマを選べる
テーマ別会話のテキストは難易度順ではなくアルファベット順で並んでおり、時折、難しいテーマが混ざったりもします。
同じ「A」から始まるテーマでも、「Animals(動物)」と「Addiciton(依存症)」ではタイトルからして難易度に差がありそうですよね。
「次のテーマは難しそうだな」と思うとそのまま億劫になってしまう可能性もあるので、無理に順番通りに進めようとせず、自分が話したいテーマからやってみるのが良いと思います。
自分の趣味や仕事に関わる事ならしゃべりやすいですし、興味を持って取り組めるので学習効率UPが期待できます。
テーマ別会話のデメリットや注意点は?
新しいインプットが不足する
テーマ別会話を続けても、使える言葉の範囲でなんとかしようとするので、表現の幅が増えにくいです。
「最近、同じような言い回ししかしてないな。」と感じたら、
- 新しい表現を学んで試してみる
- 他にいい表現がないか先生に聞いてみる
- 並行してデイリーニュースや会話教材を行うことで語彙のインプット
などを行っていくのが良いでしょう。
センシティブなテーマには注意
テーマの中には「Death(死)」「Discrimination(差別)」といった重いテーマや、「God(神)」「Heaven(天国)」などの宗教に関連した繊細なテーマがあります。
僕は基本的に上から順に受講したのですが、
テーマが「Death(死)」の時の講師が、数年前に息子さんを亡くしていたらしく、レッスン中に泣いてしまって中断することになりました。
また、「Love(愛)」を受講した時は、元カノの話を深堀りされてあまり良い気がしなかった経験があります。
特に上手くしゃべれない時は、これらのテーマを避けるか、仲の良い講師にレッスンを受けるようにしましょう。
講師に聞いた!テーマ別会話は中級者におすすめ!
実際に自分で体験したり、講師の人のお話を聞く限り、以下のようなタイプの人がオススメです。
レベル:中級者〜
目的:スピーキングを強化したい人
性格:しゃべるのが好きな人
やはり、講師の喋っている内容がある程度理解できる中級者〜の人じゃないと厳しいです😰
レッスン中はほぼスピーキングしかしないので、スピーキングのトレーニングをしない人には適しているレッスンだと思います。
ただし、しゃべるのが好きな人の方が効果が高いです。
ある講師がおっしゃっていたのですが、「生徒の中には聞けているのに一言だけの返事しかしない人が多い」とぼやいていました。
たとえ聴けたとしても、単語や文法、発音で詰まってしまうのでしょう😅最終的に沈黙してしまい、お互い困る事も多いようです。
ですが、しゃべるのが好きな人だと、文法がどうであれ相手に伝わればOKの精神でガンガンしゃべります。僕もそのタイプなのですが『自分が好きで信頼できる先生に頼んでいる』という事も大きく後押ししてくれています。

たとえ初めての先生でも、自分の得意テーマを選んだり、ざっくりと回答を考えておくことで、沈黙状態を極力回避していきましょう。
初心者は「会話」を選ぼう!テーマ別会話との違いとは?
DMM英会話初心者の方に多い間違いですが、「テーマ別会話」と「会話」は別物です。
名前は似ていますが、内容は真逆と言ってもいいかもしれません。というのも、「テーマ別会話」はアウトプット中心、「会話」はインプット中心のテキストだからです。
初心者に人気の「会話」教材は、level1から順番に色々な表現を学んでいける反面、テキストの文章を先生の後からリピートしている時間が長く、慣れてくるとテキスト通りに進行するレッスンを物足りなく感じてくるでしょう。
そのレベルになってスタートすべきなのが「テーマ別会話」を使ったレッスンです。
会話教材よりもテキストがシンプルな分、積極的に自分の考えを話していく必要があり、さらにあなたの回答に被せて先生が質問してきたりもするので、アドリブ力も鍛えられ、より実践的な会話の練習ができるでしょう。
初心者の人で「会話」から「テーマ別会話」へのステップアップが怖い人は、写真描写を選ぶのもオススメです。
写真と使用する単語が指定されているので、ゆっくりと内容を考えて発声練習できますよ!
まとめ
今回はDMM英会話の「テーマ別会話」について触れてみました。
僕もDMM英会話のレッスンの大半を使っているように、スピーキングスキルを伸ばすにはとても良い教材です、皆さんもぜひ使ってみてくださいね!

テーマ別会話の醍醐味は「会話してる感があって楽しい」という点です。
少し厳しいと思っても、楽しめたら爆速で成長を実感できますよ!